強行採決と審議拒否
2008年01月30日
ガソリン税などを二ヶ月間つなぎとめるための法案が提出されましたので、それを審議する「財務金融委員会」に代打として出席しました。
最初から大荒れです。民主党は委員会室に大挙動員して、プラカードを掲げ委員長をを拘束して委員会を開かせないようにしました。自民党は委員会室でみんなが席に座って待っていました。委員長は拘束されていた部屋を脱出、自民党の若手議員に守られて委員長席に座りました。
後は怒号の中審議を進める自民党と抗議をして審議を止めようとする民主党のののしり合戦です。最後は採決が行われ、私も賛成の起立をして終了しました。方や審議拒否、方や何としてでも採決を、と結論は最初から分かっており、後はパフォーマンスです。
しかし昨日も書きましたが、今回はやはり生活や国家経済、株価に影響を与えないために、20年度予算の歳入にあたる部分の確保は必要です。このため政局だけの判断で、3月31日付でガソリン税や他の税が下がったり、また歯止めをかけてある税が上がったりすると大変な生活混乱と経済不安を招くことにになります。政権を担当している自民党としては、国家安定のためにまずはつなぎでセーフティーネットをかけるというのは責任上当然です。これでもし歳入に空白をつくるようならそれこそ責任を取らなくてはなりません。ですから今回のことについては自民党はやむを得ないけれど当然のことをやりました。
問題はこれからです。この法律が成立すれば、5月末までの二ヶ月間歳入が今のまま安定する事になりますので、この間に民主、自民の話し合いが出来て何らかの妥協案で落ち着けばと思います。ここは民主党も国家、国民のためにじっくり真剣に考えてもらいたい。