情報収集

2007年01月21日

 三日間県外で、講演を聞いたり、仲間の勉強会、同窓会に出席したりしてきましたが、やはり時には外の空気を吸って情報を集めるもんだ、と感じました。
 講演会ではコンビニを展開している大手スーパーの責任者の方の話を聞きました。生き馬の目を抜くコンビニ競争。まさに講演そのものも緊迫したものでした。話の中身から、気を抜いたコンビニや消費者の思いに少しでも鈍感になれば、取り残されていく、という現実が伝わってきました。
 「削ぎ落とし」「継続と徹底」「権限委譲」「忠告してくれる側近を大切に」という言葉が印象に残りました。
 コンビニは消費者の志向に徹底的に敏感でなくてはならない。そのためには売れない無駄な商品は置かない。常に削ぎ落としの精神でなくてはつぶれてしまう。あの小さな店舗を最大限に活用するには常に無駄なものは省く、ということが必要だ、と強調されました。その逆を行ったのが倒産したダイエー。常に商品の種類を増やし増殖しつづけた。その結果店としての特徴がないものになってしまった。そして消費者は去り負債だけが残った、ということでした。その方は元ダイエーにおられた方なので、なお更そのことを感じられてのでしょう。
 「権限委譲」はやはり現場感覚の大切さ、を強調されました。「忠告をしてくれる側近を大切に」は私達も身につまされる話しです。つい遠ざけがちになります。
 政治の世界に適用できる部分と出来ない部分があります。例えば「削ぎ落とし」の論理はそのまま政治の世界には適用できません。弱い立場の人、競争出来ない産業などあるのですから、それをどう手助けしていくのか、というのが政治の大きな役割ですので、コンビニ手法で政治はやれません。しかし、効率性など採り入れなくてはならないものもあります。
 政治の世界は様々なものが絡んでくるので、ビジネスより複雑です。それだけに現場の声を良く聞いて、それをどういう形で政策化していくか、一歩一歩の歩みが大切、と改めて感じました。その他にも面白いことがいっぱいありました。今後小出しにしていきます。
 明朝の辻立ち7時20分植木町