ラジオが面白い
2006年12月16日
浪人をしていますが政治活動だけしているわけではありません。働いています。学校で教壇に立ったり、経営に参加したり。そのため通勤もしています。マイカーで1時間以上かかります。道中の友達はラジオです。朝と夕方の時間です。
テレビがくだらない番組が多い分ラジオは面白い。そしてためになります。真面目な姿勢でラジオ番組が作られているのがわかります。ラジオでの相談。また一途に社会活動をやっている人のじっくりとした話。また経済学者が生活に関する問題を分かりやすく解説してくれる番組。日本の各地の風物詩の紹介。更にバラエティー的なものは謎かけ問答のように正統派の笑いがこぼれるようなもので、ラジオ番組製作者の誠実さが伺えます。
テレビも以前はこんな真面目な番組が多かった。しかし最近は視聴率優先。そのためにはみんなが食いつくように、より大げさに、ヴィジュアルにそして断定的に、と、刺激が強い番組になっています。これをやりだすとキリがなくなります。評論家による辛口のコメントもなるほどと思えるものもあるけれど、言いっ放しで済むようなものが多い。ましてお笑い番組になると、下手な若手役者を起用して、文化的にはもう最低です。
その点ラジオはまだ救われます。ラジオの生真面目さとテレビの限りない娯楽性の追求。日本の昔の文化とアメリカの文化の対比のような感じがします。バランスが難しい所ですが、ラジオはためになるし、大笑いでなく「クスッ」とした笑いが楽しめます。
特に14日の討ち入りの日の忠臣蔵をテーマにした謎かけ問答は面白かった。
「忠臣蔵」とかけて「淡い初恋の日々」と解く、その心は「待つの廊下で(松の廊下で)」
「忠臣蔵」とかけて「都会での大捕り物」と解く、その心は「電柱で子猿(殿中でござる)」という具合でした。