財界主導と税の話

2006年12月03日

・・12月の声を聞くと途端に忙しく感じるようになります。忘年会はもちろん、年一度のミニバレーボール大会も大津、合志であります。今日は合志市の後援会ミニバレーボール大会。更に忘年ゴルフ、また12月から来春の県議選に向けての運動も大変。二人を推薦しましたので両人のミニ集会のお手伝いも加わります。
・・そんな中で来年度の税制大綱が出てきました。この税制が政治の中で一番難しい。このことが本当に分かっているのは国会議員でもごくわずかです。しかし、国民には一番生活にかかわることで大切なことです。
・・法人税の引き下げ、消費税を明確化させないで成長路線を維持するなど、政治は企業ペースです。雇用対策も派遣労働者の正社員化には時間がかかりそうです。生活関連税金や社会保障負担金が増える中で、企業を中心にして国力を上げていくという姿勢がはっきりしてきました。このことは小泉さんの敷いた路線を安倍さんが受け継いでいるということになります。
・・企業優先かまた労働者や社会保障優先か、は「鶏が先か卵が先か」の論議と同じで難しい。一般的に考えれば生活優先ですので労働環境や社会保障優先ですが、日本がこれ程企業収益の上に成り立っている国家になった以上、企業がつぶれてしまえば国家も国民の生活も成り立たない、ということになります。
・・国の政策の根幹を決めるのが現在は経済財政諮問会議でそのメンバーが財界人、現実経済学者である以上やむ得ぬところがあります。しかし、国民の生活の忍耐にも限度がある。そのバランスを安倍首相が取れるかどうかが問題です。
・・先の郵政民営化造反組みの復党の折に総裁の顔が見えないと言われました。税制改正についても多分理解は薄いでしょう。「よきに計らえ」だけでは通用しない時が来る。今年暮から来年にかけてが一つの大きな山場です。その時にしっかり持論を展開できるよう勉強を続けます。
・・明朝の辻立ち7時20分菊陽武蔵ヶ丘北、7時50分光の森、8時20分国道57号石坂交差点。