宗教の恐ろしさ
2006年09月19日
宗教は人間社会を構成する上で、必要不可欠のものですが一つ間違うと大変なことになります。過去の歴史から見る宗教戦争や宗教事件、またオウム真理教などのカルト教団のエスカレートを見ると分かります。まさに諸刃の剣です。
今回もローマ法王ベネディクト16世のイスラム教への発言に対して、イスラム国家、特にイスラム過激派が反発を示しています。このままでは、キリスト教とイスラム教の対立激化にもなりかねないと、ローマ法王が異例の謝罪をしました。
私たちのような仏教系無宗派の人間からすると「そんなにいきり立たなくても良いではないか」と思いますが、一生懸命にアラーの神を信じている人たちからすればそういう訳にはいかないのでしょう。その点仏教は良いなあと思います。いつもは仏教の怠慢を批判して、葬式仏教になってしまっていることを嘆いている私ですが、何事もお慈悲の心で全てを認めるというのが、日本の文化になっているんでしょうねえ。それは八百万(やおよろず)の神々を祀る神道と軌をいつにするのかも知れません。神仏混合は日本だからこそ可能なことで、また日本にしかできない懐の深さのような気がします。やはり、日本は良い国です。
ということで明日から一泊二日で、仲間の方と四国の八十八カ所 霊場の一つ、75番札所 総本山 善通寺に参拝してきます。静かにお参りをして心を静め、何かを悟れたらと思います。実際はワイワイ騒ぐ楽しい旅なのでしょうが・・。このため、明日、明後日の辻立ちは休みます。