自衛隊統合運用

2006年09月17日

・・台風が接近しています。雨戸を閉め、植木鉢を室内に運びました。狭い庭ですが風で飛びそうなものは全て風が当たらないところへし移動しました。出来ることはやったつもりですが、それでも台風は弱いところを攻めてきます。後はじっとして通り過ぎるのを待つだけです。長い夜と思いますが、明日の早朝は藤崎八幡宮秋の大祭で出身高校のOBたちが出す馬追の馬が高校を5時半に出ますので、5時には高校に行かなくてはなりません。早めに寝ます。
・・それにしても土曜日はなぜか日記が途切れます。それだけ日曜より土曜に行事が多いということでしょう。
・・昨日は九州沖縄地区防衛協会総会がありました。久しぶりに防衛に関する講演、シンポジウムをじっくりと聞きました。
・・九州を守る自衛隊は陸上自衛隊が熊本、海上自衛隊が佐世保、航空自衛隊が福岡春日市にそれぞれ本部がありますので、年に一度九州各県が集まって改めて、陸海空の自衛官の皆さんを励ますとともに、それぞれの現状を勉強しようというものです。このため九州各県からやく200人の協会員が集まられました。
・・防衛の話は面白い。特に、国会議員のとき安全保障委員会に所属してミサイル防衛や統合運用の法改正に携わっていましたので、特に関心がありました。
・・中でも統合運用は陸海空が一体的に、効果的に動こうと指揮命令系統を一本化したものです。その総指揮をとるのは統合幕僚長。初代統合幕僚長の先崎(まっさき)氏も来られて講演、その後、九州の陸海空の最高責任者三人によるシンポジウムがありました。
・・特に陸と海の文化や専門用語、意識の違いなどが数多くあることなどが改めて分かりました。陸上自衛隊は規律を大切にして日の丸に一糸乱れぬ敬意を払うが、海上自衛隊は規律より効率性を重視、陸上は上下隊員がすれ違った時は敬礼をするが、海上はしない。また海上は日の丸と同時にあの旭のマークの海上自衛隊旗に最敬礼する、など改めてその文化の違いの大きさがわかりました。やはり海で過ごしいつも危険と隣り合わせにいる海上と、陸で一般住民と一緒に居て、平時は安心して暮らせる陸上の違いでしょうし、それは、帝国陸軍、帝国海軍時代から自分達の誇りとして、あえてその違いを際立たせて来たのでしょう。
・・それは結局効率効果的な防衛を阻むケースがある。特にミサイル防衛などでは、他国からのミサイル攻撃に際して数分以内に対応しなくてはいけない、ということで統合運用になりました。是非今後さらに収斂して行く様願います。
・・霞ヶ関の各省庁もこの統合運用を少し採り入れなくてはいけないと思います。
・・明朝の辻立ちは祭日のためお休み。