至る所で聞く自民党への不満

2023年08月14日

 明日15日はお盆です。選挙区内の初盆回りも本日14日で終了しました。7月のお盆も含めて4市13町村の後援会の役員の方々を中心に初盆のご自宅を回るのは結構な労力がいりますが、日頃御無沙汰しているところが多く、年に何回かのこちらの状況をお知らせする機会でもありますので、大切な仕事の一部です。
仏壇の前での不満】
 しかし今年の初盆で聞こえる声はガソリン代や電気料金など諸物価の高騰による生活の厳しさです。政治、とりわけ政権政党である自民党への不満が多く聞かれます。私の選挙区は農林業地域が多く、特に畜産は市場への出荷の際の価格に敏感ですので、常に耳を傾けておく必要があります。この数カ月子牛の価格が安くなり、成牛の枝肉価格も低水準です。以前の子牛の価格は60万円していましたが、今は40万円台の前半、もしくは30万円台です。枝肉価格もキログラム当たり3000円以上していたものが2000円ギリギリ。10年以上前の水準です。一方で飼料や資材、燃料は10年前の二倍近く跳ね上がっています。当然自民党に批判の矛先は向かいます。

 加えて現職国会議員のカネの問題、マイナンバーカードに関するデジタル化の混乱、自民党女性局の海外視察の在り方などが加わり、仏壇を前に故人をしのぶと同時に政権批判の声を聴かされます。皆さん相当にうっぷんがたまっています。現状を見る限り選挙どころではありません。
あるJA組合長の声
 昨日あるJAの組合長のお父さんの初盆供養に行った際、組合長が「組合員の皆さんが初盆に来ていただくが、やはり何らかの手を打ってもらわないと生活が厳しいと言われる。選挙があれば農政連としては自民党の候補者を推薦はするが、果たして投票するかどうかはわからないと言われる」とおっしゃいました。ショックでした。

 初盆回りと並行して各地で辻立ちをして回りましたが、このくらいでは追い付かないという焦りも感じます。

 今年の通常国会が6月に閉幕し、現在、私たちは皆さんの声を聴いて回る期間ですが、国会が開いていないときの国民の皆さんの政治や政権政党に対する感情が怖くなります。
悪夢の再現を防ぐ
 暑い夏もやがて過ぎ、秋の臨時国会を迎えますが、コロナがやっと収束に向かう中、インバウンドなども含め観光地が賑わいを見せ、日常が戻りだしたにもかかわらず、このような声が巷に流れていることに危機感を持ちます。かつて政権を陥落した時の悪夢が蘇ります。
政権政党として早急な対応策を打ち出し、今年の後半の巻き返しが急務です。

写真は我が家のお墓、お盆参りをしながらこれからの対応策を提言していきます