人脈はやはり大切だ

2006年09月05日

 昨日は久々に県庁に陳情に行きました。電話をして約束の時間に行きましたら課長以下職員の方が待っていてくれました。おまけに、陳情に関係する他の部署の方も待機していてくれました。有り難い限りです。
 これも新聞記者として8年間県庁担当をやり、その後4期12年と少し県議会議員をやらせてもらって、県庁の方を知っている人脈のおかげだと改めて思いました。陳情については、今後検討しなくてはいけないこともあるし、私たちも第一回目の陳情でしたので、次回もっと詳しい計画を、はっきりと提示できるようにしてくる、ということで終わり、今後どの部署が中心になってこの陳情に対応するかだけを決めて帰りました。
 いつも役人の悪口ばかり言っていますが、このように下にも置かない対応をされると悪い気分はしません。またこれが役人のやり方でしょう。しかし問題はこれからです。陳情を詰めていって、ぎりぎりの判断が迫られた時、やはり前例に従う、という回答がほとんどです。役所は組織で仕事をしていますので、自分勝手な判断が出来ないから、仕方ない面もありますが、陳情側がイライラし出すのもこの辺りからになります。
 いろいろな事業をする場合、どうしても役所という関門は通らなくてはいけない。しかし、新しいことをやろうとすれば、当然既存のものと摩擦が起きる。一方ゴタゴタを嫌う役所にとっては前例踏襲が無難な道であることは分かっています。それを切り開かなくてはならない。
 難しい作業ですが、そのハードルを越えるのは理論と人脈であるようです。新しいことに対しての理論立てはしっかりやっておかなくてはいけない。しかし、役所、役人も人とのつながりで仕事をしています。顔なじみや気心が知れている、というのはやはり武器です。あまり「なあなあ」になってはいけないけれど、柔軟性は必要なところです。
 昨日の陳情を終え、今回は人脈のおかげで何かしらうまくいきそうな、そしてみんなが前向きに考え、検討して頂くような気がしました。
 明朝の辻立ち7時30分阿蘇内牧、8時宮地