統一地方選終了、次、総選挙へ向けて
2023年04月24日
23日(日)、統一地方選挙後半戦の投開票があり、それぞれ悲喜こもごもの結果を伴いながら長い選挙戦が終了しました。同日夜は阿蘇郡小国町の町長選挙で2期目当選された現職のお祝いに行き、その後9人の町議会議員当選者を回りました。いつものように自宅へ帰ったのが午前零時前でした。
【有権者の意識変化を身近に】
かなり有権者の意識が変わって来ていることを市町村議員、首長の選挙結果を見ながら感じました。まずは女性の躍進です。人口6万人以上の合志市では4人の女性市議が誕生しました。いずれも大量得票、トップ当選をはじめ上位を占めました。小国の町長選挙でも、現職の対抗馬は女性の候補者でしたが、当初私たちが予想した以上に相手候補は得票しました。
衆議院議員と参議院議員の補欠選挙は4勝1敗で数字上は勝利ですが、内容は厳しいものと思います。一つ間違えば1勝4敗になっていてもおかしくありません。それに私の友人が東京の自民党の区議会議員で5選目を目指しましたが落選しました。かなり政治活動は活発にやっておられ当選は確実と思っていたのですがショックです。当選者の顔ぶれを見ると、様々な新しい政党から候補者が出ており、私たちの地方の選挙区とはかなり様相が違う選挙でした。それでもまさか落選するとは思っていませんでしたので、社会の空気はかなり変化しているという事です。いずれ熊本までその波は押し寄せるかもしれません。
私たちの次の選挙も厳しいものになりそうです。これまでの様に革新勢力との一騎打ちではなく、複数の政党から若い候補者や女性の候補者が出馬することを考えておかなくてはなりません。
早朝に事務所で所長と今後の後援会の立て直しを話し合いました。
【菅前総理が来熊】
24日(月)の午前中には菅前総理が私の地元で建設中の台湾の世界的半導体メーカー「TSМC」の視察のためお越しになりました。現場と隣接のソニー熊本工場も視察されました。特に「TSMC」誘致に対しては菅総理の時に、総理が直々にリーダーシップを取り、建設投資額の半分を日本国が補助するという大英断をして法律まで作ってもらいました。その法律が日本の半導体を今、復活に向かわせています。
その後、一緒に昼食を取り球磨郡水上村の市房ダム視察に向かわれました。利水や洪水調整の機能を持つダムが国土交通省や農林水産省に権限が縦割りにされていたのを、ダムとして幅広く活用できるように縦割り排除をしていただきましたので、その現場視察でした。私は午後2時の飛行機で上京し午後5時からの「孤独孤立対策特命委員会」に委員長として出席しました。
統一地方選挙が終わり、次は私たちの衆議院議員選挙です。いつ解散になるか分かません。新しい政党が自民党のコアな支持層を狙って活動してきます。世代交代も主張してくるでしょう。よほどしっかりと対応していかなくてはならないと改めて実感しました。
次の選挙に向けて覚悟を決めて今日からのスタートです。
【写真は小国町長選挙の祝勝会と菅総理の「TSMC」視察(バックが建設中の工場)】