2022から2023へ、苦難は続く

2022年12月31日


 12月31日(土)の大晦日はやはり独特な気持ちになる一日です。ただし今年一年として振り返るのではなく、2,3年の単位で考えなくてはならない時代です。新型コロナ感染症からやがて4年目を迎えます。ロシアによるウクライナ戦争が勃発し終息の気配は見えません。長期的視点で脱炭素をすすめ、気候変動を抑え、自然災害を最小限度にとどめ、地球全体が持続できる環境にしていかなくてはなりません。一連の流れを見た時、今の時代がどのような節目であるのか、そこで私たちは何を考え、どう行動すべきかを問われ続ける時間帯、という事だろうと思います。

 新型コロナ感染症の長期化は変異ウイルスが原因です。中国武漢での発生が始まりでしたが、今考えると遅かれ早かれいずれはこのような感染症が地球全体を覆うことは予測されていたのかもしれません。それが人口や気候変動対策、医療環境や衛生意識など全てにわたって弱点を持っていた中国・武漢が発生源だったという事です。私たちは科学技術の力と医療技術、薬剤の進歩、衛生環境意識などで感染症と対峙していかなくてはなりません。長い戦いになりそうです。

 ロシアのウクライナ侵略は予想外でした。大国のプライドとプーチンの大ロシア主義がウクライナ侵攻をもたらしたと思いますが、戦前の我が大日本軍国主義の「中国一撃論」に似ています。粘り強く交渉するのではなく、一撃をかませればすくみあがってしまう、という大日本帝国主義の思いあがった考え方と同様に、ロシアの軍事大国としての思い上がりがあった末の行動でした。ところが既に10カ月が経過しました。ウクライナ軍は祖国防衛のために国民意識も向上しています。すでにロシアは帝国主義以外の何物でもありません。

 私たちはこのロシアに決して勝利をさせてはなりません。西側陣営は結束を固め、様々なその国ならではの支援を続けるべきです。「大国の横暴を許さない。力による大国の現状変更は認めない」この一点で私達もウクライナに支援をしていかなくてはなりません。

 来年も厳しい年になりそうです。新型コロナをはじめとする感染症、戦争、その双方を発端とする経済の疲弊。まさに人類の試練が続きます。

 私たちがこれを乗り切るために大事なことは、「進歩」「結束」「透明性」です。今ロシア、中国ともその3要素が欠けつつあります。西側が結束し、相互の透明性を高め、科学の進歩を遂げれば独裁的国家が崩れざるを得ません。その歩みを進めるのがこの数年間である、と考え行動していきます。

 23日に熊本に帰り、それ依頼近くの野山や空港周辺でランニングしました。これまでの目標は月間50キロ走破でしたが今年の3月以来なかなかそれが出来ませんでした。今朝も俵山周辺を走り、12月の合計走行距離は58.6㎞になりました。久々の目標達成です。

 来年も走ります。今年一年お世話になりました。来年さらに将来に向け活動して参ります。よろしくお願いいたします。

写真は午前10時、ランニングに向け自宅を出発】