防衛財源にたばこ税ー反対要請

2022年12月15日


岸田総理が掲げる防衛費の増額に、財源としてたばこ税が含まれていることから、私が事務局長を務める「自民党たばこ議員連盟」(山口俊一会長)と「自民党たばこ特別委員会」(江渡聰徳委員長)の連名で、14日(水)午前11時40分に自民党本部で宮沢洋一自民党税制調査会長にたばこ税増税の反対要請をしました。

岸田政権は、防衛費の増額について「令和5年度から令和9年度までの5年間で43兆円の財源を確保する」としています。その中で年間1兆円強の財源確保のために、たばこ税から2000億円程度を捻出するとして、たばこ税の引き上げを表明し、それを岸田総理が自民党の税制調査会で論議するよう指示をしました。

この報道で私たち、葉たばこ農家を守るための議員連盟と特別委員会は14日午前9時から緊急の役員会を開催しました。役員5人が集まって協議した結果、早急にたばこ増税に対して反対の要請を宮沢税制調査会長にしようという事になり、急遽私が案文を作成することになり、2時間後に自民党本部内の会議室を準備して宮沢会長にお越しいただき、反対決議分の手交となりました。

反対決議分の内容は
➀たばこ税は平成30年から令和4年にかけてすでに5年間連続増税しており、当時の増税時には当分の間増税しないとの約束があった
➁防衛費の性質から、その財源として限定的な国民が納税するたばこ税を充当するのは税負担の公平性に欠ける
➂特に葉たばこ耕作者は昨年、大規模な廃作募集を実施し、厳しい経営環境にある。たばこ税増税は耕作者の疲弊に拍車をかける
したがって、葉たばこ耕作者、たばこ販売店をはじめとする我が国のたばこ産業全体に回復しがたい壊滅的な打撃を与えるため、更なるたばこ増税は断固反対である、というものです。

14日午後3時からの税制調査会小委員会では「たばこ特別委員会」の金子恭之委員長代行が反対の意見を言いました。15日(木)が事実上の自民党税制調査会の最終判断です。葉タバコ農家を守るためにどのような決定になるか。

最後まで活動します。
この1日が正念場です。

注目を集める防衛予算の財源論議をする自民税調、多くのマスコミでごった返した】