久々の結婚披露宴出席
2022年10月09日
8日(土)は三日連休の始まりでしたが、千葉市中央区中央港にある「ザ・ミーツマリーナテラス」という結婚式場で行われた、従妹の子どもの結婚式に出席しました。考えて見ると結婚披露宴の出席というのは久々です。
この3年間コロナ禍のため、多くのカップルが披露宴を取りやめました。私のところにも結婚式場の全国組織から「披露宴が激減して経営に重大な影響を及ぼしている」と、支援の要請が上がっていました。また結婚件数そのものが3年間で15万件も減少しています。少子化が加速することが心配されています。
従妹の子どもについても昨年の夏に入籍していますがコロナによる影響を心配して披露宴を延期していたようです。
従妹は私の母方、天草の牛深です。私より年が一つ下の従妹ですので、小さい頃は兄弟同然の仲でした。その子どもも高校まで天草育ちで佐賀大学を経て東京に本社を持つ大手の警備会社で働いています。私の役割は来賓の最後に身内として挨拶をすることでした。
天草の紹介や牛深という町がどんなところか。海に囲まれた町で育つという事でどのような性格に育つか、そして家のルーツや家訓的なものを伝えておく必要がある、挨拶の内容を色々と考えて出席しました。
しかしそこは大手といえども警備会社、出席者は若手の同僚社員がほとんどで、体育会系のノリです。しかつめらしい長い挨拶は嫌われると、簡潔に「身内から見ても頑張り屋さんなのでよろしくお願いします」と選挙時と同じようなお礼とお願いの挨拶になりました。
披露宴会場はJR京葉線で「千葉みなと駅」まで一本の場所。東京から約45分。広々とした一帯に海が広がり、以前は何もなかった地域のように感じました。いくつかの結婚式場やレストラン、展望台を兼ねたタワービル、美術館などの公共施設、そして太平洋を遠望する港の風景などリゾート風の街につくられ、住み心地の良いニュータウンの雰囲気でした。高齢者の介護付きマンションもあり、土曜日ということもあって、家族が両親のどちらかと思われる人を車いすに乗せ、海岸線を散歩されている姿も見られました。ゆっくりと海を眺めながら楽しく生活するエリアでもあるようでした。
披露宴は大いに盛り上がり久々に若者のエネルギーに触れました。やはり若い力は素晴らしいものです。国の宝である、と改めて感じました。
しっかりと家庭を大切にし、そのうえで職場で、そして社会で存分に働いてもらいたいと、願うばかりです。
父親である従妹もほっと一安心しているようでした。子どもを解き放つ一つの役割の終わりに肩の荷が下りるのでしょう。
しかし、年齢を重ねてもまた新たな役割が始まります。安堵することなく次へ向け親たちも進まなくてはなりません。
人生は忙しいものです。