日本沈没第一部、第二部
2006年07月18日
梅雨明け間近になって雨が降ります。予定していた行事が雨で中途半端になりましたので、買って置いた本を読み始めました。「日本沈没第二部」。日本沈没は昭和48年小松左京さんが書いた、当時の大ベストセラーです。私は大学三年生だったと思います。斬新な小説に魅かれ一気に読んだ覚えがあります。
大地震によって日本列島が沈没する、という設定。何故列島が沈没するかを、科学的に書いた部分がとても説得力を持ちました。それと、沈没に伴って、1億2千万人の日本人を、世界のどこへどうやって移動、移住させるかという部分が、面白かった。丁度政治学科の学生で、ゼミでも取り上げられました。外国との政治交渉、発展途上国への移住計画、受け入れる国と拒否する国、移住後どうやって生活をしていくのか、移動の方法は船舶、列車、バラバラになった日本人にどうやって統一した政府をつくるか、官僚、学者、政治家、お金を作る財界が徹夜の連続でその計画を作っていきます。まさに政治学の教科書にもなりました。第一部はシベリヤや中国の奥地、南太平洋に日本人が運ばれていく所で終わります。
その第二部が33年ぶりに出版されたのです。小松さんが病気で余り執筆活動が出来ませんので、谷甲州というSF作家がか書いてるようです。長編です。今半分まで読みましたが、どうも面白くない。そのうち面白くなるだろう、と思って呼んでいるんですが。読み終わったらまた感想を書きます。
明朝の辻立ち7時20分山鹿、8時鹿本。