映画ダ・ヴィンチ・コード
2006年07月11日
東京のリトルリーグ全国大会に一回戦で負けた後、夕方時間が出来ましたので本を読んでそのままになっていた「ダ・ヴィンチ・コード」を見ました。
あれだけの大作をよく2時間の映画にコンパクトにまとめたなあ、さすが、というのが第一印象でした。そして結構面白かった。しかし、本と映画の役目の違いがあるな、と感じました。映画は一気に流れていく、そしてストーリーを追いかける。どうしてもそこには本「ダ・ヴィンチ・コード」に書かれている、宗教の奥深さ、哲学、ダヴィンチやニュートンなどが入っていたといわれる宗教の秘密結社の謎などは薄れがちで、ミステリー映画の性格が前面に出てきます。
しかし、一方で本では分からなかった部分が「そういうことだったのか」と思わせるほど分かりやすく映像化されたいるし、感動する部分もありました。やはり、本は考えさせるもの、映画も考えはさせますが、感情と感動を呼び起こさせるもの、とその違いが改めて分かりました。しかし、映画を見てもう一回本のほうも読んでみようという気持ちになりました。これは映画と本とワンセットで作られているな、と思いました。商業ベースとしては実に巧妙に仕組まれた「コード」である、と恐れ入った次第です。
明日の辻立ちは茨城行きのため休みます。