ジャーナリズムの健全さ
2006年07月01日
・・北朝鮮の拉致問題、今日で三日連続の日記となります。拉致された横田めぐみさんの元夫金英男の記者会見を聞きながら、その欺まん性に腹立たしく思ったのは私ひとりではない、と思いますが、もしこれで韓国のメディアが乗ってしまって北朝鮮のシナリオ通りに動くのではないか、と心配していましたが、韓国の新聞は一様に批判的で一安心しました。
・・もしこれで韓国のメディアが記者会見をある程度信じてしまったら、韓国には本当のジャーナリズムはないな、と思っていました。真の報道姿勢とは、権力が何と言おうと、真実を追究するために飽くなき努力をすること、「真実のみがすべて優先する」という精神を絶対に忘れないこと、と思っていますが、絶対主義の国家ではなかなかこれが難しい。韓国もその傾向がありはしないかと感じていました。が、幸いそれはなさそう。韓国にも健全はジャーナリズムが育っていると感じました。
・・日本と韓国・北朝鮮それぞれ民族間の感情の対立はありますが、健全なジャーナリズムで真実をお互いに追究していけば、おのずと金正日体制の崩壊に向かわざるを得ないと思いました。