千葉県八街市の事故現場視察

2021年07月09日

9日(金)は午後2時半から、去る6月28日に下校中の小学生5人の列に、飲酒運転のトラックが突っ込み2人が死亡、3人が重体、重傷を負った千葉県八街市の事故現場に出かけました。現場に到着したのは午後3時45分です。まず現場に設けられた祭壇に献花をしました。既にたくさんの花が供えられており、亡くなられた小学生が好きだったのでしょう、チョコレートなどお菓子類も数多く供えられていました。なんともやり切れない気持ちで怒りがこみ上げて来ました。

 八街市の市長、市議会議長、県議会議員をはじめ教育委員会や警察関係の方々が現場で待っていていただきました。北村新司市長から事故の様子を聴きましたが、一列に並んで右側を歩き下校中の子供に列に、正面からトラックが来て電柱を倒し、そして列に突っ込んだという事でしたので、一瞬の出来事ではありましたが、子どもたちの恐怖感は想像を絶するものがあったと思います。道路はそこそこに広い道路でしたが、歩道もなくやはり危険な通学路でした。

 最後に、記者団から交通安全対策大臣としてコメントを求められました。「総理から➀通学路の交通安全確保➁飲酒運転の根絶、を2本の柱として対策を考えて欲しい、と指示を受けたので各省庁に9日締めで具体的対策をお願いした。個人的には亡くなられた子供さんたちの49日法要日であるお盆までには緊急対策をまとめたいが、各省庁様々な対応策を検討してくることから遅くとも8月一杯までにはまとめたい」と答えました。

 15分間の献花と説明と記者会見の視察でしたが、重苦しい気持ちでした。少子化担当大臣としても、結婚、妊娠、出産、そして子ども・子育てに全力を傾注しているところです。決してこのような事故が起きないよう、スピード感をもって更に効果的な政策を立て実行して行かなくては、と胸に刻みました。