衆・参の予算委員会、やり方の違い

2021年01月27日

 今日27日からは参議院の予算委員会が始まりました。衆議院と参議院は質疑の形式が違います。衆議院は質疑者の時間は答弁者の時間も含めての時間です。このため決められた時間にぴったりと質疑時間が終了します。しかし参議院は質疑者のみの時間です。答弁者の答弁時間は含まれません。このため、質問を短い言葉で区切れば、答弁時間を気にしないで質問者が自分の質問時間をいっぱいに使うことが出来ます。

 今日も9時前に始まった予算委員会は、野党の議員さんが、質問時間を短く区切り、何人もの答弁者を求めますので答弁時間が長くなり、予定の時間をはるかにオーバーしました。予定表では午後5時に終了予定でしたが、終わったのは午後6時前、しかも、一人の質疑者を明日に回して終わりました。

 両院の長短は色々あります。衆議院はみんな時間を気にしながら質問をします。政府の答弁が長ければそれだけ時間が過ぎてしまいますので、野党議員は途中で答弁を遮って質問に移ることもあります。
 参議院はその点じっくりと答弁を引き出すことが出来ます。しかし、質疑時間が長くなりいつ終わるかわかりません。今日のように、質問予定者が明日に回される、という事もある訳です。

 衆議院、参議院どちらが良いのか分かりません。しかし、2院で違う方法をとっているという事は質問を受ける側としては緊張感が生まれます。

 今日も菅総理はコロナ問題で野党議員から相当厳しい質問が出ていました。さらに田村厚生労働大臣はコロナ関連で多くの答弁を求められますので膨大な答弁資料を用意していました。明日も同じような展開になることでしょう。私への質問もいくつか予定されています。緊張の毎日が続きます。