今日から国会始まる

2021年01月18日

 第204回通常国会は今日18日から150日間の日程で幕を開けました。まず午前9時から開会にあたっての臨時閣議があり、総理の施政方針演説が決定しました。そして正午から衆議院本会議で議席や特別委員会を決める決議をしました。こちらは5分。そして午後1時から参議院本会議場で、天皇陛下のご臨席を仰いで開会式です。

 私たち閣僚はモーニングコートに着替えて参議院の大臣室に20分前に参集した後、本会議場に入りました。本来なら衆参両議員の多くが出席するのですが、コロナ禍という事で出席者は大臣と国会の議院運営委員長や特別委員長ら役員のみです。
 天皇陛下がお席にお座りになり、大島衆議院議長の式辞、そして天皇陛下のおことばがありました。厳かな開会の式典です。
 その後再び平服に着替え、今度は衆議院と参議院で、総理の施政方針演説を聴きました。続いて外務大臣、財務大臣、経済再生担当大臣がそれぞれに外交演説、財政演説、経済演説をしました。私たち閣僚はひな壇に座ります。

 衆議院が午後2時から始まり、参議院が終わったのが午後5時過ぎです。総理の施政方針演説はコロナ対策が中心ですが、外交、経済、教育、地方問題、少子化対策と全般にわたり懸命の演説でした。大ぶろしきを広げパフォーマンスに走るのではなく、自らのやってきたこと、これからやることを自信をもって述べられていたと思います。そのほかの3大臣の演説もコロナの影響、ポストコロナについて触れられました。まさにコロナ国会の始まりです。

 明日、1日を挟んで、明後日からこの日の施政方針演説に対しての各党の代表質問があります。そして予算委員会、各常任委員会と進んでいきます。野党は論戦のための戦略を練っています。コロナ感染が広がっているために、いろいろな厳しい議論もあるでしょう。
 私たちは、対策をしっかりとやっていること、そしてこの後の備えについて、丁寧に説明して行くことが大切です。

 どのような国会になるのか、筋書きのない国会論戦の始まりです。