東京3日間
2006年05月18日
・・東京に三日居ると、えらい長く熊本を離れていたように感じます。すっかり「熊本の人間になった」証拠だと思います。
・・一日目の16日、故松野頼三先生の密葬に行きました。場所は青山斎場。初めてです。これが名高い青山斎場か、ときょろきょろしながら入っていきました。元防衛庁長官とあって、自衛隊による儀仗(ぎじょう)から始まりました。弔詞、弔辞は河野洋平衆議院議長、小泉順一郎総理、鳩山由紀夫民主党幹事長、親族代表挨拶が橋本龍太郎元総理。焼香は小沢一郎民主党代表、中曽根康弘元総理ら豪華な顔ぶれが続きました。さすがに、戦後の保守政治を動かし、論評してきただけの大物政治家らしい葬儀でした。
・・おや、と思ったのは、小泉総理が弔辞を読む時、あれほどまで涙を流し、声を詰まらせ、最後は内容が聞き取れなくなるほどの小さな声になったと言うことです。クールな小泉さんしか知りませんでしたので、これほど悲嘆に暮れておられるとは、と驚きました。
・・しかし、小泉総理が最も心を許し、頼りにしていた政治家ですので当然かもしれませんが、私は、松野先生が、小泉さんに何かを託した、またその心に何かを仕掛けたのかもしれない、と感じました。考えすぎかもしれませんが・・・・。
・・三日間フル回転でした。政治家、経済人、友人への挨拶とお礼。夜は、同僚だった議員、新聞・テレビ記者との情報交換。政治、政局は動いています。
・・9・11のニューヨークテロで世界とアメリカが変わりました。昨年の9・11衆議院選挙で政治と選挙が変わりました。今年も9月の自民党総裁選挙でまた大きく変わるような気がします。9月は要注意。それほど、水面下の動きは激しい。経済、社会、政治、情報の不気味な胎動が始まっているような気もしました。私の方は、変動があろうとなかろうと、地道に活動していきます。
・・東京で風邪を治すつもりでしたが、とんでもない。飛行機の中で気圧の関係で耳がおかしくなりました。東京は地下を歩きます。空気が汚れており、のどにこたえました。しかも、階段の上り下り、地下鉄の乗り換えで汗をかきます。そして地上に出ると雨、体が冷えて最悪です。目汁、鼻汁、セキにタン、悪寒。苦しい日々でした。
・・二晩とも、所沢の娘のアパートをねぐらにしましたが、所沢までやはり遠い。栄養ドリンク、風邪ぐすり、のどアメ、の飲みっぱなし、しゃぶりっぱなし。しかも娘の部屋がまた散らかしっ放し。「ちいった整理整頓せんか」と気分もイライラ。病の治癒は、やはり熊本が良い。明日から、快方に向かうでしょう。