心が政治を動かす
2006年04月28日
政治を動かすのは、やはり、人の心であり、気持ちの強さであると改めて思いました。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母、さきえさんのアメリカでの訴えが通じて、とうとう、アメリカの大統領も会うことになりました。裏を返せば日本の政治はなにをしていたんだ、とも言えるし、一方で政府の後押しがあったから、大統領が会うことになったのかもしれません。それはともかくとして、何事も訴えるときは本当に自分のこととして、訴える力強さを持っていなくてはいけない、と横田さんは教えてくれます。母としての思い、自分の人生をかけての行動は何者にも勝ります。
大統領が会うということが、単なる儀式でなく、北朝鮮のかたくなな態度を開くことにつなげなくてはいけません。この後は国民的な訴え、一人一人が横田さきえさんの気持ちになって、訴えていくことだと思います。
この必死さが政治に何より大切とつくづく思います。郵政の民営化だって、小泉さんの思いの強さが、民営化反対より上回った、ということです。
単なる、ポーズやパフォーマンスは通用しない社会になりました。金銭的にも、社会の仕組みとしてもそのような余裕がない。いかに、強い気持ちで社会と向き合っていくかが、そして行動していくかが私たちに求められているようです。横田さんの気持ちを、少しでも分けてもらい今後行動していかなくては、と思ったところです。