自民党税調〇✕審議

2019年12月03日

 昨日は自民党税制調査会の最大のヤマ場である〇✕審議がありました。各省が提出している減税要求や制度の維持要求に対して〇や✕を付けていく作業です。正確には〇✕以外にも〇政(政治問題として検討する)△(検討して後日報告する、事実上の〇)、二重△(長期の検討)などがあります。
 各議員が、なぜ減税が必要かなどを熱弁します。その熱弁の内容も〇✕に影響をします。〇や△が出ればみんな大喝采です。約3時間、賑やかな審議が行われます。部屋の外では業界関係者が、減税を求めて「お願しまーす」とチラシを配布します。自民党ならではの光景です。以前はこのような光景が消費者米価や生産者米価の決定でも見られていたのでしょう。
午後3時から、午後6時過ぎまで白熱した論議が展開されました。
 これで自民党税調の一つの峠は越しました。この後マル政審議に入ります。そして税調は今年度の「税制大綱」をつくって終了です。緊張し賑やかな3週間です。
 次は来年度の予算と今年度の補正予算獲得に向かいます。各議員、また得意分野の予算の獲得競争が始まります。