東京三日間
2006年04月15日
東京は相変わらず活気に満ちて忙しい。3日間フル回転でした。今回は特に、陳情が主な仕事でしたので、役人と会う機会が多くありました。国土交通省にしても厚生労働省にしても、色々たたかれ続けてきましたので役人はかなり、危機感を持っています。
どんな危機感かと言うと、一つは役人の権限が徐々に小さくなっていくことへの危機感、もう一つは予算が小さくなり自分たちの腕が振るえる機会がなくなっていくことへの危機感、そして、本当に日本はこのままでいいのだろうかという危機感。日本はこのままでいいのだろうか、と言うのは二通りあって、一つは日本を何とかしなければ、という憂国の感情から来る危機感、もう一つは今の政治家で良いのか、と言う危機感です。さまざまな危機感を持ちながら、久々に将来の日本の姿論も含めて議論したり、聞いたり、話し合ったりしてきました。
しかし、役人の無責任なところは、年金問題も、医療問題も、高速道路問題も人口の高齢化でこうなることは20年前から分かっていたことです。それを、反省しないでこれからの危機感を募らせるのは、余りにも手前勝手だと思ったりもしましたが、それは政治家も一緒です。財政事情がこのようになってしまうまで、放っておいた責任は、皆でかぶらなくてはならないものです。
しかし、官僚の将来を危惧する考え方と、その克服策は説得力があります。彼らの熱意を聞いていると、今後さらに霞ヶ関発信による、政策の中央集権化は進んでいくように感じました。地方は地方でよほど、頑張っていかなくては地方の主張は益々通せなくなっていくと感じました。
実際、県庁職員の毎日の仕事ぶりを見ていると、中央省庁からの政策の消化に追われています。やはり、情報力の差、権限の差、なんでしょうか。「地方分権」の姿と本当の中身を、もう一度点検する必要がありそうです。
政治の方は波乱含みです。自民党の総裁選挙前と後、何が起きるか分かりません。色々なうごめきが感じ取られました。権力闘争の意味では面白くなりそうです。
次女のアパートにも行ってきました。今度のはアパートというよりマンション。2LDKくらいあり、贅沢過ぎます。泊まっていきたくなりましたが、今回は、陳情者と同宿でしたので、次の機会にすることにしました。
月曜日の辻立ち7時20分立野、8時高森、8時20分白水。