地方経済の危機と不安の声
2019年09月13日
昨日は熊本県下の商工会議所の会頭さんたちとの意見交換会を東京都内のホテルで行いました。商工会議所ですので、各町村におかれている商工会よりも中堅・大企業の割合が高いという事になります。
そこで上がった声は「人手不足」と「最低賃金を一律に上げないで欲しい」という声でした。とにかく人手がすべての職種で足りない。賃金を引き上げなくては、従業員は来ない。しかし都市部の方がどうしても賃金が高く、都市部に人が偏ってしまう。「もう今の代で商売を止めよう」という人が多くなっている。地方経済は衰退の一途をたどっていかざるを得ない、という切実な声でした。
商工会議所にしてこのような意見ですので、もっと小規模の家族経営を抱えた町村は更に厳しいという事になります。
深刻です。商売だけでなく、農業も医療機関も教育機関も全てがそうですので何とかして行かなくてはなりません。
応急的に予算を付けたりという事だけでは済まないような事態です。これから地方経済全般についてどのような発想で臨んでいくべきか、一方でITや5Gの到来で経営スタイルや生活スタイルが激変します。最新技術の駆使も必要です。しかしそれについて行けない人も多く、相反するような、難しい問題を突き付けられました。農業からさらに守備範囲を広げて、経済全般、日本経済の在り方と地方経済への対策などについて学習して行かなくてはという課題を突き付けられました。