過疎地域の努力と佐賀の災害
2019年09月04日
一昨日の新潟県村上市の過疎地域の視察は感心することばかりでした。高根(たかね)地区という150戸ほどの地域に行きましたが、廃校になった小学校を活用しての食堂や山林の整備、空き家の活用、そして若者の発案によるイベントなど活発な活動が行われていました。これも移住してきた女性が中心となってやっていました。地元住民もそれにつられるようにして元気いっぱいでした。
山間(やまあい)の地域には何かしら宝がある。それに気づき、みんなの活動につなげていくことの大切さを改めて知りました。このような活動にもっと手を差し伸べられるような「過疎地域自立促進支援法」の改正にしていかなくては、と感じました。
昨日の佐賀県武雄市、小城市などの豪雨災害視察は、予想以上の被害でした。特に油の流出による被害は甚大です。コメを中心にした農作物は全滅ですし、匂いも激しいものがありました。もともと低地帯で、近くの有明海の満潮とともに六角川という河川が逆流する地域です。このため、内水がたまった場合に河川に水を排出する、排水機場が至る所に設置されていましたが、今回は満潮時と重なったために河川も満杯の状態で排水できず、市街地や農地の水かさが増す一方だった様です。
今後は、これらに対応するためには、ある程度の規模を持つ「遊水地」をつくる以外にありません。これらの陳情を受けて今後、事業費の捻出なども考え、自民党で検討していくことにしました。
今日から明日まで、近未来政治研究会(石原派)の夏期研修会です。新幹線で長野駅まで行ってそれから信濃大町に行きます。「くろよんホテル」というところで憲法学者を招いての講義を受けます。明日、黒部ダムを視察して帰ります。
今週は視察と合宿ずくめでした。来週は党人事や内閣改造があります。その前に地元日程が立て込んでおり、選挙区活動に全力です。