各委員会の「店開き」
2018年11月09日
昨日は私が所属する衆議院の「農林水産員会」が新しい大臣になって初めて開かれました。新しい委員長のもと、大臣が所信を述べ、副大臣、大臣政務官がそれぞれ挨拶をします。永田町用語で「店開き」と言います。そして大臣の所信を「お経読み」と言います。新任の吉川大臣が慎重に所信を読み上げました。
今後、大臣所信に対しての質疑が来週から始まる予定です。総理の所信表明に対して各党の代表質問が本会議であるのと一緒です。
その後、法案の質疑と一般的な質疑を交互に繰り返しながら委員会を進めます。委員会運営を進める難しい役目をするのが与党の筆頭理事です。前国会は私がしましたが、今国会は前国会で農林水産委員長だった伊東良孝代議士が努めます。法案は2本。「地理的表示法案」という各地で30年以上伝統的な製造法で農林水産製品をつくり、国がそれを認めたものは、地理的表示というGIマークを付けてその地域にしかできないものとして販売することができる法律です。熊本県産はイ草や赤牛が認定されています。
もう一つは漁業法の改正です。これは漁業組合などが持っている漁業権を一部民間にも開放するもので、様々な議論が戦われそうです。
会期末は12月10日ですので、あと1か月です。なかなか厳しい日程です。「漁業法改正案」を審議する農林水産委員会や外国人労働者の受け入れを広げる「入国管理及び難民認定法改正案」を審議する厚生労働委員会などが揉めそうです。
そして私が次席理事を務める予算委員会も一つのテーマに絞った「集中審議」を行うかもしれません。これからが大変な今国会の本番です。