老夫婦へのプレゼント

2006年03月19日

・・昨日の結婚式、夫22歳、妻24歳の若いカップルでした。ケーキ入刀の後、若いカップルが粋なことをやりました。新婦のおじいちゃん、おばあちゃん夫妻は今年、結婚60周年を迎える。結婚したのが終戦直後でまともな式も挙げていない。そこで、今日この場で二人にケーキの入刀をプレゼントしたい。という訳です。おじいさん88歳の米寿、おばあさん77歳の喜寿。特におばあさんは17歳でお嫁に来たことになります。若い二人がナイフを老夫婦に渡すと会場、やんやの喝采です。
・・そして、老夫婦が係りの人から入刀の仕方を教えてもらって、緊張しながら二人が,ともに手を添えてケーキにナイフを入れるとムードは最高潮、大拍手が起きました。おばあさんは嬉しそう、おじいさんは目に涙を浮かべておられました。そして若い孫夫婦から、老夫婦が好きな梅の花を贈られると、二人とも嬉しそうな表情に。なんとも心温まる、ほほえましい風景でした。若い二人も「なかなかやるな」というところです。
・・今の若者、何かといえば躾(しつけ)、勇気、気迫、勤勉さなどでとやかく言われますが、こういう優しさは、以前にはなかったことです。この優しさをお互いの為、社会の為活用して欲しいものです。
・・夜は小国でミニ集会。やはり、農業のこと、産業のことが話題の中心です。特に農業に関しては徐々に自ら考えてやる農業に気持ちを皆さん切り換えつつあります。しかし、その方法が今ひとつ見つからない、というのが実情です。行政や既存の団体に頼るだけの農業から少しずつではありますが、脱却しようと皆さん努力しておられる様子が見て取れました。