激しい派閥間の役職争い
2018年10月17日
昨日は政調会で政調会長代理が集まり、会長指揮の基、自民党部会の各部会長代理を決める作業をしましたが、こんなに激しい各派閥間の役職取り争いになるとは思いませんでした。特に今回から部会長は部会に重みを持たせるために4,5期に格上げされ、部会長代理は3期になりました。そして部会長と、代理と副部会長は常に共同で法案審議などに当たる、ということになりましたので、自民党の部会がかなりの発言権を官邸や霞が関に持つことになります。
このため部会長代理の重要性もみんなが分かっています。加えて3期生はいわゆる安倍チルドレンと言われる議員で大量に当選してきた議員です。部会の数は14部会。部会長代理は各部会に二人ですのでポストは28。それに第1希望で申請してきた議員は衆議院55人です。半分は漏れることになります。政調会長代理は各派閥を代表して出席しています。自らの責任と力量にかかって来ますので必死です。
特に人気の部会は厚生労働部会や国土交通部会、農林部会に経済産業部会そして総務部会です。とりわけ厚生労働部会は部会長が小泉さんということもあるのでしょうか。12人が立候補しました。
プロ野球のドラフト会議と一緒で、競争率の激しい部会であくまでも頑張るか、競争率が比較的少ない部会にいち早く降りて、第2、第3希望でも部会長代理のポストを取るか、まさに瞬間の判断力が派閥代表の政調会長代理に求められます。
延々2時間。やっと決まりました。私の派閥「近未来政治研究会」は数も少ないので、部会長代理に第1希望でなくとも3期生2人を送り込むことが出来ましたけれど、人数が多い派閥はポストそのものをもらえず次の改造の機会に見送り、という人たちが半分はいたということです。
次は木曜日に、副部会長の人事です。こちらは一部会に10人くらいまでOKですのでそれほど激しくはならないと思いますが、部会長代理になれなかった人がこちらに回ってくる人気の高い部会になると、これまた激しいやり取りが予想されます。