一途さ

2006年03月10日

・・故徳永勝利先生。熊本山鹿の獣医さんです。昨年3月9日に亡くなられました。選挙の時猛烈に活動していただきました。自分の体も省みず本当に可愛がっていただきました。その一周忌が昨日自宅でありました。
・・先生と仲の良かった20人ほどが集まりました。先生は一本気な性格でした。好き嫌いがはっきりしていて、嫌なものはいや、とはっきり言っておられました。生き方も一途です。若い頃は相当なワルだったようですが、キリスト教と出会われて人生観を変えられたようです。敬けんなクリスチャンでもありました。地元の教会の建設に走り回っておられました。
・・そんな先生ですので、多くの方から慕われているという訳ではありません。しかし、気脈を通じた人は本当に先生のファンとして限りない愛着を抱いていました。そんなメンバーが昨日集まりました。
・・下駄(げた)しかはかれませんでした。牛、馬、豚の大動物が専門でペットは一切扱われませんでした。このため、経済的には苦しい面もあったと思います。しかし、そんなそぶりは微塵も見せられませんでした。食べに行くレストランはいつも決まっていました。突然電話があり「今から昼食に行く。付き合わんか」と言われあたふたと、レストランにかけつけたことがあります。食べるものは必ずトンカツ。「勝利しなければならない君のために、これしか頼まない」と言っておられました。自分の名前も「勝利」だったからかもしれません。
・・獣医でしたが大の医者嫌い。足がはれ、腹水がたまるまで病院には行かれなかったそうです。がんこ、一途、肥後もっこすの典型でもありました。生き方として学ぶべきところが数多くありました。皆で生前をしのびながら話題は尽きずついつい飲みすぎ。今朝の辻立ちは20分送れました。反省・・そして合掌。