議員連盟いろいろ
2018年05月31日
昨日は、砂防事業を応援する議員連盟「砂の会」が発足して、その立ち上げ式がありました。会長は山形県選出の遠藤利明前オリンピック・パラリンピック担当大臣です。
砂防事業は河川の上流域で山腹の土砂崩壊などが発生します。それを防ぐために砂防ダムをつくったり砂防のための堤防をつくったりする事業です。わが国は山裾(やますそ)に集落があったり、人家があったりしますので人命を守るためには大切な事業です。これまでも山腹などの土砂崩壊でどれだけの人命が奪われ、家屋が倒壊したかわかりません。山間地域が主ですので、なかなか目立たない事業ですが大切な事業です。山間地域まで資材を運び、狭い峡谷にコンクリートダムやスリットダムをつくりますので技術的にも非常に難しく、それだけに日本の土木技術を進化させて来ました。
2年前の熊本地震で、阿蘇の外輪山があちこちで崩壊し、砂防事業の大切さをいやというほど知りました。今回、阿蘇地域も国の直轄砂防地域に指定され少し安心したところです。それだけに今後崩壊した阿蘇地方に砂防ダムなどをつくり、これからの崩壊を防がなくてはなりません。昨日は議員と国土交通省の担当者たちと今後の砂防事業に対しての計画の遂行と予算の獲得を確認したところです。
このように、つい忘れられ、予算も減少傾向にある分野に対しては議員連盟を発足させ、政治的に盛り上げていかなくてはなりません。
今日は夕方、「漬物振興議員連盟」の発足式があります。考えてみると「漬物」は日本が生み出した貴重な食糧であり、特産でもあります。韓国のキムチ並みに国家戦略として輸出なども考えていく必要がありますし、子供たちにも漬物の良さを知ってもらわなくてはなりません。お米の需要増にも結び付きます。
漬物振興議員連盟の会長は静岡選出の望月義夫元環境大臣です。砂の会の遠藤先生も漬物議連の望月先生も大学の先輩。両議連とも面白いものになりそうです。