イライラは募るけど準備も怠りなく

2018年04月26日

昨日、衆議院の国会対策委員長が、「もし内閣不信任案が提出されれば、解散という選択肢もありうる」という発言をして物議をかもしています。昨年10月に総選挙があったばかり、常識で考えれば解散などないし、今の自民党の状態で選挙をすればどのような結果を招くのか火を見るより明らかですので、当然野党に対するけん制だと思います。しかしそれ程、国会対策委員長もイライラされている、という事です。

野党は「麻生大臣の辞任」と「柳瀬元総理秘書官の証人喚問」を要求し、それが実現できるまで国会欠席の戦術に出ています。野党が要求して大臣を辞めさせられるなら、気に食わない大臣を勝手に辞めさせられることになります。大臣の進退は本人や内閣が考えること。国会が要求することではありません。柳瀬元総理秘書官の証人喚問も、参考人招致で事情を聴くというならわかりますが、刑事事件と関係ない人を喚問するのは証人喚問権の乱用で喚問の価値が下がります。

不可能なことを無理強いしているとしか受け取れません。「そっちがそうならこちらは解散で」という国対委員長の気持ちも察し出来ます。

まず「解散」などあるはずはないと思いますが、一度風が吹き出したらなかなか止まらないのが、永田町の特徴です。連休を挟んで今のままだったらどのように展開していくか皆目わからなくなりました。万万が一の準備は、今日から地元事務所に指示して準備を開始します。