新農林水産大臣に台風対策要望
2017年08月08日
昨日は自民党の農林食料調査会に設置された「平成29年梅雨期における災害対策ワーキングチーム」で斉藤農林水産大臣に申し入れに行きました。
元農林水産大臣の西川先生や森山先生、被災地地元からベテランの原田義昭先生や江藤征士郎先生、野田毅先生ら超大物ばかりが同行しましたので、就任したばかりの新大臣の方が緊張気味でした。
内容は、①とにかく早急に手を打って農家や林業家の不安を取り除くことと②離農者が出ないようにしっかり政策を打っていくこと。そのためには農地の改良復旧を早急に始めることと、施設のハウスなどについては自己負担が極力少なくなるように、補助金のかさ上げを図ること、などです。
現地は「激甚災害には指定してもらったものの、この後どうなるのだろう」という不安と農地、ため池や施設、特産の柿の樹木などが全て破壊され、茫然自失の状態です。一日も早くこの気持ちを新たな営農継続希望に変えなくては、離農者が相次ぎ地方の活力は極端に低下してしまします。そのことをしっかり大臣に訴えました。
農業改革は大切なことです。これは進めていかなくてはなりませんが、これだけ災害が多いと、災害を機に農林業を辞めていく生産者が出て来ます。これまでは助け合いながら、励ましあいながら、また農協組織がしっかりしていましたので、継続していく農家が多かったと思いますが、後継者もいない農家は「この際」ということになりがちです。新たな農政の災害対策が必要な時です。