大臣に向かって「出て行け」はあんまりだ

2017年07月26日

 昨日の参議院の予算委員会集中審議で、民進党の議員が、審議の中で山本地方創生担当大臣に向かって「出て行け」「失礼だ」などと叫んでいました。いかに野党の質問とはいえ、大臣、総理に対して、しかも予算委員会という委員会の中でも最も権威ある委員会の席上で、このような乱暴な言葉は、自民党が野党のときも使わなかったと思います。
 野党だったら何を言ってもいい、どんな言葉遣いでもいいということはありません。そこは国会です。テレビでも中継されています。お年寄りから子どもまで見ています。一定のマナーというのはあります。野党ですので常に攻撃的であることは当然ですが、そこは考え違いをしないようにしてもらいたいものです。
 今回の集中審議は私から見れば、総理は良く丁寧に答弁されていたと思います。問題は国民の皆様にどう受け止められたかですが、これ以上委員会を開催しても同じことの繰り返しのような気がします。何らかの決まりごとをつくって、一定の「けじめ」と「区切り」をつけるべきです。でないとこのまま「ありきだったのか」「そうでなかったのか」という空虚な論戦になってしまいます。