委員会の出張視察と参考人質疑
2017年05月17日
昨日は総務委員会で、板橋区役所に視察に行きました。現在審議中の地方自治法の改正案で、地方自治体の窓口業務を地方独立行政法人として委託することが出来るようにするため、先行事例として民間委託を実施している同区役所の視察となったものです。
窓口業務の委託は、行政コストを軽減する、民間の発想で待ち時間を短くするという利点がある一方で、役所が守らなくてはならない個人情報の保護などについて漏洩しはしないかというリスクも伴います。
行ってみると、まるで病院の窓口のようで呼び出しの案内表示があり、一つの窓口で転入届から、国民健康保険の切り替えなど複数の業務がワンストップで出来る仕組みになっていました。また、委託者がやる仕事と、プライバシーを守らなくてはならない様々な判断部分の仕事は明確に区別されていました。
板橋区は人口55万人。3、4月の転勤時になると一日の利用者は1000人以上になりますが、スタートして2年が経過しかなりスムーズに仕事は進んでいるようでした。これから都市部の市役所の窓口はこのような委託方式になっていくかもしれません。
今日は更に有識者を総務委員会に招致して、参考人質疑をします。私の大学時代のゼミの先生が有識者として意見を述べられます。大学を辞められる時、退官記念講演を聴きに行って以来ですので、会うのを楽しみにしています。