禁煙かー分煙か
2017年03月08日
昨日は「自民党たばこ議員連盟」の臨時総会がありました。同議員連盟はたばこの喫煙を愉しみ、また、たばこ耕作農家や販売店などたばこに関わる産業を振興していこうという目的で設立されたものです。約300人の国会議員が入会しています。
今国会で厚生労働省が、たばこを吸う人から受ける「受動喫煙」が健康に悪影響を及ぼすということで、「健康増進法」を改正して、公共の場や飲食店をほぼ全面禁煙にしようとしている動きに対し、反対するために開かれたものです。
私は議連の事務局長をしていますので、昨日は司会進行役でした。100人以上の国会議員が出席しました。また一律禁煙に反対する食品業界、遊技業界の代表も出席して、もし一律禁煙になれば、どれだけ営業に悪影響を及ぼすか、などを訴えられました。
各議員からもたばこ産業振興の立場から、喫煙を愉しむ権利から、営業権への侵害の観点から、パイプなど芸術品であるたばこ文化の維持継承の立場から、それぞれに意見が述べられました。
そして議員連盟としての対案を出し、自民党の厚生労働部会長に提出する事としました。対案の内容は分煙室を設けることで禁煙派、分煙派双方が納得するようにすることと、居酒屋や飲食店については「禁煙」「分煙」「喫煙」の表示をすることなどを盛り込んだものです。
厚生労働省は法案の閣議決定を10日にも予定していましたが、当分は「分煙」と「禁煙」の論議が続き、法案決定はずれ込みそうです。