郵便局をもっと活用しよう
2017年02月20日
土曜日は地元で熊本県の郵便局長会があり、出席しました。大混乱を経て今や民営化した郵便局ですが、局長さんたちは公共機関としての意識をしっかり持っていらっしゃいます。今回の熊本地震でもそれぞれの郵便局で震災の対応や被災者への支援をすばやくやっていただきましたし、全国の郵便局ネットワークを通じての支援も大変助かりました。
民営化になってビジネスとしての利益追求が郵政事業にも求められていますが、一方でこれまで地域の郵便局が果たしてきた公的役割も消してはなりません。
局長さんの能力は高くて、地域への愛着もあります。やはりその地域の中心を担っていただく人材であり、機関です。これらを地域として、行政として活用しない手はありません。全国2万4000局の郵便局ネットワークが張り巡らされています。局長は地域への愛情も能力も高いということであれば、まさに日本のインフラとしての財産です。
民営化して利潤を求めながら、一方で赤字部門でも地域社会へ貢献して行く新たな企業体の姿は今後財源が厳しくなる我が国にとって、活用し、かつ頼るべき新たな事業体でもあります。郵政特命委員会の事務局長として、郵便局の今後のあり方について様々な提言もしていきます。