ミニバブル

2006年01月15日

・・昨日までの三日間、東京に行っていました。政治家、経済人、官僚、新聞記者に会ってきました。
・・口をそろえてみんなが言うのは「東京はミニバブル状態」ということです。ブランド力のある地域の土地は猛烈な勢いで買い手がついているし、一坪100万円単位で値上がりしているそうです。買い手は外資であったり、国内投資家だったり。ただ青山、六本木などブランド地域とそうでない地域の格差も出てきているようです。つまり、東京の中で格差が出てきている、ということでした。それが中央と地方の格差ということになると、もうみんな関心がないようです。「みんな、自分が勝ち組みにはいることで精一杯です。地方のことなどかまってはいられない」と言う口ぶり。
・・これまでは東京の景気が遅れて地方に来ていましたが、そんな図式はもう通用しないかもしれません。東京と地方の関係がこれまでのように、連動していないと言うことになります。
・・私達の先輩や同級生が東京に就職してもう30年以上になります。もう孫が生れる時期。これまでは祖父母や両親が田舎にいて地方を心配しながら生活していましたが、奥さんも東京周辺なら、終の棲家を東京と決める時。孫も生れるとなると、戦後東京三世の時代です。東京と地方の心のつながりも薄れ、中央、地方の持ちつ持たれつの時代は、終りを告げているような気がします。
・・それなら地方も、東京のほうを向いているのでなく、地方独自で勝負が出来るような政治や仕組みに変えていかなくてはいけない。道州制も、新地方経済の仕組みも、地域通貨の導入も、考えられることは次々に挑戦していく、という積極性がこれから必要と考えました。
・・それにしても東京の風は冷たい。やはり東日本です。東北、北陸の豪雪はもっと大変でしょうが。その点、一年中活動できる九州は、もっと頑張らなくっちゃ。
・・明日の辻立ち7時70分、植木町舞尾の交差点。火曜日はいつもは西合志、合志ですが今回は阿蘇市一宮、内牧にします。