被害者になれず
2005年02月03日
今日(3日)の午前中は衆議院予算委員会に出席しました。
全質問者が民主党でした。
淡々と質問する議員、感情だけが先行し中身がなかったり、矛盾している質問をする議員と様々でした。
その中で、民主党の中塚一宏議員の質問には耳を傾けました。
まず経済運営、金融政策で、それぞれの考え方の違いはあれ、中塚議員対竹中大臣、福井日銀総裁の論戦、特に竹中、福井理論の展開はさすが専門家で、聴き応えのあるものでした。
また、中塚議員は偽造されたキャッシュカードを使いATM(現金自動預け払い機)から多額の預金が引き出される犯罪について質問しました。
このなかで私も知らなかったのですが、Aさんの預金から偽造カードでお金が引き下ろされた場合、被害者はAさんではなく、引き下ろされた銀行であるということに現行法ではなるということです。
Aさんは銀行にお金を預けているわけだから被害者は銀行。
Aさんは被害者届も出せず、お金も戻ってこないという、踏んだり蹴ったりの状態に置かれるということです。
この法整備や預金者保護の対策を迫りました。
さすが小泉総理も次々に犯罪が生み出されていくことに、法整備がそれに追いついていけないことを認め、早急に対応策をしていきたいと述べました。
キャッシュカードには、皆さんも注意しましょう。