久々に吼える
2016年12月13日
自民党の部会で先週と昨日、久々に大声を出して吼えました。先週は厚生労働部会。厚生労働省が「受動喫煙防止法」という法律を提案してきました。2020東京オリンピックに備えて、室内外ほとんどを禁煙にしようという法律です。
町の小さな居酒屋もカウンターがあるバーでも、喫煙室を設けなくてはならなくなっています。また病院などは敷地内でもたばこを吸うことが出来ないような法律です。私はたばこは学生時代にやめてますので吸いませんが、こんなにガチガチの法律で縛ったら大変です。小規模の飲食業などは喫煙室を造ることなど出来ません。バーでカウンター越しにたばこをくゆらせながら会話を楽しむなんていうことも出来なくなります。
「役人の傲慢でしかない。楽しみも文化も法律で奪ってしまうものだ」と激しく発言しました。
昨日は日本とEUのEPA(自由貿易協定)が年内にも大筋合意という外務省の報告に対してです。農産物の交渉過程などは一切知らされていませんでした。それをいきなり大筋合意、など発表されてはたまりません。豚肉や乳製品などが大量に国内に入ってくる可能性があります。2013年から交渉がスタートしていたものですが、これまで一度も説明がなかったことにたいして「一体何を考えているんだ。国内の生産基盤が崩壊しても構わんのか。外務省は国益をなんと考えているのか」と噛み付きました。同様の意見は同僚議員からも次々に出ました。
役所は決まったことを型どおりにしか進めません。私たちはそこに皆さんの暮らしがあり、毎日の生活があることを知っています。生活の手段を取り上げることは出来ません。もし取り上げるなら、それ相応の救済策が必要です。それもつくらないままの禁煙法や貿易自由化は許されません。
会期末あまり良い気分はしませんでしたが、思いのたけを発言させてもらいました。