時代

2005年01月05日

・・昨夜8時過ぎに帰ったら女房が「見たい映画があるから、行こうか」「えっ、今ごろから」「8時55分上映開始のがある」。近くにシネマコンプレックス(集合映画館)が出来たのでどうも癖になったらしいのです。昨年「キングコング」と「男たちの大和」を見たばかり。しかしこっちも別に予定はないので「じゃあ行こうか」。
・・映画館に行くと結構多勢の人で賑わっていました。「この時間に映画館もこんなに賑わうのか」と思いました。お目当ての映画は[ALWAYS三丁目の夕日」。昭和30年代、東京タワーが出来る頃の、庶民の生活を描いたものです。懐かしい光景、食べ物、乗り物などがふんだんに出てきて、まずまず。以前の思い出にふけりました。
・・「あの頃が夢があって良かった」と言う人もいるでしょう。しかし、便利になった今だからこそ映画でこんな楽しみ方も出来る、とも言えます。
・・間違いなく言えるのは、あの頃も、今も一生懸命働いてこそ、今があり、映画も楽しめる、ということです。これが映画の楽しみを優先すれば、それこそ主客転倒。社会はおかしくなります。多勢映画館に来ている若者を見ながらその辺のところは分かっているのだろうな、と不安にもなりました。
・・今、国の政策で「コンテンツ産業の振興」が叫ばれています。アニメや映画、舞台など芸術関連の質を高め日本の知的芸術産業として外国に輸出しよう、というものです。ハリウッドの日本版みたいなものです。しかし、それはあくまでレジャーを産業の一つとする話です。自国民がレジャーにのめり込んでしまったら何にもなりません。やはり働きましょう。--少し、年寄りじみた話になりましたが・・・・・・・。
明朝の辻立ち9時過ぎ小国町、9時半南小国町。