混乱の中TPP委員会通過
2016年11月07日
TPP特別委員会は金曜日にTPPに関する条約について承認するかどうかの採決を行ない、民進党、共産党が欠席する中、自民、公明、維新の3党が出席して賛成し、特別委員会で可決しました。このあと本会議で衆議院通過となりますが、採決時に混乱したため本会議の日程は決まっていません。
委員会は午後2時過ぎから始まりました。それまで理事会があり、与党側は野党、特に民進党に対して審議の呼びかけを再三にわたって行いましたが、民進党は失言をした山本農林水産大臣の辞任を求めて引き下がりませんでした。与党はこれだけの努力をしても審議に応じないならと特別委員会を開会しました。民進党、共産党が欠席する中で与党である自民、公明両党、それに維新の質問が進みました。
そして質問が終わり委員長が採決しようとすると、どこからともなく、民進党の議員の皆さんが現れて、力による採決の妨害、プラカードを持っての「強行採決」というアピールとなった次第です。
混乱の中で採決に至ったことは残念です。またそのきっかけをつくった農林水産大臣には猛省を促したいと思います。しかし、野党はいったんは質疑と採決を受け入れて理事会で正式に決定していました。それを覆して質疑は欠席、採決の時だけ現れて妨害、というのはあまりにも身勝手です。質疑は質疑、農林水産大臣の進退については別の場所で論議するということは出来たはずです。
今日から国会は不正常な状態に入りました。一日も早い与野党の話し合いと、国民の皆さんのためにも本会議開催や他の委員会の開催を進めて行きたいものです。
農林水産業については今後、国内対策を充実させ日本の第一次産業をしっかり守っていきます。このことは約束いたします。今日からその活動を進めてまいります。ご理解をよろしくお願いいたします。