熊本地震からの復旧と大雨防災

2016年06月20日

 永らく日記を休んでいましたが、これは熊本に帰り朝から震災対応に追われる日々だったからです。ここに来て仮設住宅や見なし仮設が出来てきました。それぞれの避難所も寝泊りされている数が大分少なくなりました。それでもまだまだ、高齢者の方などがいらっしゃいます。毎朝と夕方に行ってそれぞれに「おはようございます」「こんばんわ」を言うのが日課になっています。そのあと対策本部や全半壊の家などを訪れます。まだまだ皆さん大変です。
 特に大変なのは畜産農家です。自宅の敷地で牛を飼っておられる方々は、住居が半壊、大規模半壊、牛舎が半壊のところが多いのですが、畜産が生活の源ですのでまず、牛舎をクレーンで傾きを修整して、その畜舎に少し手を入れて、家畜と共に住んでおられるところが多い。それはいつ牛が分娩をするか、体調が悪くなるかわからないので牛の管理のほうが自宅に住むより大切なのです。しかしそれに対する改修費は出ません。みなし仮設や仮設住宅は国が補償するのに、牛をかわいがるあまり、牛と共に暮らしておられる方々には何の補修費も出ないとは矛盾しています。今、国と掛け合っているところです。
 梅雨がいよいよ本格化してきました。今日も、明日も大雨警報が発令されています。これから20日間、7月10日までくらいが一番注意しなくてはなりません。この期間を乗り切ると暑い夏の訪れです。当面震災復旧活動と大雨に対する備えに追われることになります。
 大雨、豪雨の20日間になりませんように。