衆議院の選挙制度改革、まな板の上の鯉

2016年02月25日

 衆議院の選挙制度改革に対しての自民党の方針が論議されています。アダムズ方式を取るのかどうが焦点となってます。アダムズ方式を取るなら小選挙区は7増13減・そして比例区4減。できるだけ選挙区をいじらないようにするなら自民党の原案の小選挙区0増6減・比例区4減になります。どちらにしても定数10削減です。
 理屈は色々とあります。減るにしても増えるにしてもそれぞれの言い分はあるし、その理屈を際限なく続けていてもなかなか埒(らち)はあきません。最後は最高裁判所の判決にいかに沿うかしかありません。
 私の熊本県は6減だろうが、7減だろうが、どちらにしても現在の小選挙区の定数5が4に1減します。であるならどちらの方法をとってもらっても結構。こちらはまな板の上の鯉で結果を待ちます。同時に次の選挙からか次の次の選挙からになるのか分かりませんが、新しい選挙区を予想しながら活動を広げていくだけです。
 地方創生が叫ばれ、一億総活躍が政策となり、格差是正や中山間地の活性化がうたわれているときに、人口だけで定数を配分していくことに矛盾と無念さを感じざるを得ませんが、「1票の格差」という人の権利上の論理を持ち込まれればいたし方ありません。減員区になるならそれはそれで、後は議席を戦い取り、自らの発言を強くしていくだけである、と覚悟しています。
 今後の活動のばねとして行きます。