野党の抵抗で難航

2016年02月19日

 地方の予算と税を審議する総務委員会は昨日、店開きをしました。まず大臣、副大臣が来年度に予定している地方財政や情報通信、統計などについて所信を述べます。来週、委員会定例日である火曜日に、これに対しての質疑を与野党で5時間行います。
 そのあと、いよいよ来年度の地方税法改正案と地方交付税法改正案の質疑に入りますが、どうもすんなり行きそうにありません。地方税に対して、国税は財務金融委員会というところで質疑をしますが、この委員会と足並みをそろえなくてはならない。このため、地方税の質疑はまだ不透明ということで、日程が昨日決まりませんでした。本来なら来週中に一定の目処をつけなければなりません。そうしないと今年度中にこれらの法案が成立しないかもしれません。
 そうすると一番困るのは地方自治体です。地方税が徴収できない、交付税が下りてこないという事態になりかねません。そうならないように総務委員会の筆頭理事である私が、質疑を行うための努力をしなくてはなりませんが、今度は野党の国対が、質疑を少しでも遅らせるという戦法です。苦しい日々が続きます。
 ひとまず今週はこれで打ち止め。後来週に事態が変化するのを待ちます。