自民党内に反対が多い軽減税率
2015年12月11日
木曜日は12時から昼食をとりながら各派閥が一斉に会合を開きます。私が所属する石原派も派閥の事務所で定例会。最初に石原のぶてる会長の所信の挨拶があって、自由討議となります。話題は軽減税率一色でした。
特に税制調査会の最高顧問の野田毅先生もおられますので、軽減税率を一般加工食品と外食産業まで広げた場合の危機感が多数ありました。まず1兆円を超える財源が失われ、社会保障に回せなくなることへの危機感。そして各流通段階での煩雑さの発生による中小企業の困惑などです。
私が考えていた危機感を皆さんも同じように感じていらっしゃいました。各派閥でも同様の意見が出たということです。今後、自民・公明のトップ同士での着地となりますが、自民党が落ち着くかどうかは分かりません。もし落ち着いたにしても、不足する財源を何処から持ってくるのか、手続きを簡素化することが出来るのか、財政再建に支障は出ないのか、来年早々の国会で財務大臣の答弁はどうなるのか、心配の種は尽きません。