農家のTPPへの反発は強い
2015年10月19日
地元熊本では農家回りをしました。TPP大筋合意を受けての今後の対応策を考えるためです。しかし対策の前に農家の反発は強いものがあります。農産品5品目を例外とする国会決議が守られていない、ということと5品目以外に果樹野菜などあらゆる農産品がいずれ、関税撤廃になることへの不安から来ています。
養豚農家や酪農家を回りましたが、反対しながらも今後どうして行ったらいいかという不安と、対策で何が必要かなどがまだ固まっていないというのが実情です。
まず農家を回り続けます。同時に各団体を回っていきます。先に書いたようにキーワードは「後継者が出来る農業」そして競争力強化。しかし競争力は限界もあります。畜産においては輸入飼料が主で、輸送費も含め海外より圧倒的に高いこと、糞尿処理は狭い国土の日本で海外の農業国よりコストをかけなくてはならないこと、などです。この二つを公的に更に支援していくならかなりの競争力はついてきます。
これからの作業は膨大です。しかし、農業の大転換が出来るかもしれないと感じ始めてもいます。