大忙しのオリンピック担当大臣

2015年09月02日

 昨日は、遠藤利明オリンピック・パラリンピック担当大臣と大臣就任をお祝いする夕食会をしました。遠藤大臣は私の大学の先輩、ということで気心の知れた中央大学卒の国会議員6人との食事。場所は社長が同窓でもある「すしざんまい」の築地本陣。木村社長も同席されました。
 就任早々新国立競技場の白紙撤回、そして昨日は東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムも中止が発表された日で、てんてこ舞いの中、時間を割いてきていただきました。
 早々からケチがつきっぱなしの2020東京オリンピック・パラリンピック。これからの課題は暑さ対策ということでした。特に国立競技場の観客の暑さ対策をどうするか。オリンピック選手は、どんなに暑かろうと寒かろうと体をその気温にぴたりと合わせてくる、ということでした。問題は観客が熱中症にでもなったら大変なので、観客席の対策をどうするか。冷房をしても屋根がないので下がるのは2,3度。しかも100億以上の事業費がかかるとのことで、せっかく切り詰めた競技場にまた予算をつぎ込むことになると批判が起きるということでした。
 50年前の東京オリンピックは戦後からの復興を世界に伝える、という日本のテーマとメッセージがありました。みんな成功させるために必死でした。企業も損失を承知で請け負った部分もあります。
 しかし今回はテーマがいまひとつはっきりしません。今日本が世界に訴えるべきものは何なのか、もう一度この事を問いただしオリンピックに立ち向かわないと、単なる世界スポーツ大会に終わってしまいます。
 オリンピックパラリンピック担当大臣としては試練の日々が続きますが、頑張って欲しい。