平和安全法制と新国立競技場

2015年07月16日

 平和安全法制は昨日委員会で可決しました。今日は午後1時から本会議が開かれ採決が行われます。自民と公明しか出席しない予定で可決して参議院に送るということになります。
 今回の法整備、私は今からの日本にとって必要なものであると思います。昨日はクリントン大統領時代のアジア太平洋担当の国務次官補のカート・キャンベル氏を招いて勉強会をしましたが、キャンベル氏も「安倍さんは正しいことをやっている。私たちは本当の意味での同盟になる」と言っていました。
 こんな事を聴くとアメリカに引きずられて、戦争に巻き込まれる、と言う方がおられると思いますが、だからと言って日本一国で平和が保たれるものではありません。一国主義は逆に、一国英雄主義に陥り、先の大戦の前の「堂々たる国際連盟脱退」というふうになりかねません。常に世界の国々と連携をとっておくということは一番重要なことと考えます。
 一方、予想の建築事業費を900億円も上回った新国立競技場については、白紙に戻すという案が出てきました。こちらはもしそうなるなら正解です。少しでも国民の合意の下にオリンピック・パラリンピックに向かわなければ国民全体のモチベーションは上がりません。早期に見直して、総理、東京都知事、文部科学大臣、オリンピックパラリンピック担当大臣、JОC会長が一同に握手をしてリセットすべきです。
 国の安全保障など国家の運命を左右する問題は正しいと思うことは曲げず、オリ・パラのような国民の気持ちが一つにならなければならないことは、意見が割れていれば一つにするために見直す、それぞれ視点が違いますので区別しながら対応する姿勢が必要と考えます。