微妙に変わってきた国会の空気
2015年05月22日
今週は、日曜日に大阪の住民投票があり、橋下市長が主張するいわゆる、大阪都構想が敗れ、同市長が政界からの引退を表明したことで国会の空気も微妙に変わってきました。
まず民主党が維新に接近しだしました。私の委員会も含め各委員会で、これまでは民主と維新がけん制しあったり競争心を燃やしたりすることがあり、これを自民党がうまく利用していた部分もあったんですが、接近しだしたことで与党対野党の図式がより鮮明になりつつあります。その分自民党にも緊張感が漂い始めました。
平和安全法制がまず最優先しますが、延長も含めて今国会かなり荒れ模様になりそうです。
ただどこまで、民主、維新の足並みがそろえられるかが問題。もともと労働組合を支持団体として抱える民主党と、何よりも競争という新自由主義経済を党是とする維新はどこかで食い違いが出てくるはずです。最も自民党内もその両面を持って党が成り立っているのですが・・。
平和安全法制、農協法、労働者派遣法、そしてTPP、選挙権の18歳引き下げ、など重要法案や懸案の事項が目白押し、来週からまた一段と気を引き締めてかからなくてはなりません。