マイナンバー制度のスタートに向けて

2015年05月13日

 昨日は「マイナンバー議連」の発会式に出席しました。今年の10月から1億2千万人の日本人全てに、12桁の番号がつけられます。来年の1月からこの番号により、税や社会保障、災害時の確認に使われます。更に2018年からは預金貯金にも活用されます。病院のカルテなどもマイナンバーのカードを出せば、一つ一つの病院の診察券は要らなくなります。
 私は今、免許証と診察券、お薬手帳と国会議員の身分証明書、議員宿舎のカードキー、預金引き落としカードなどを持ち歩いています。これらが全て一つになるのがマイナンバーでありマイポータルカードです。
 自分が払った税金や払うべき税、社会保障費、病院に行って診察をしてもらうときの病歴や薬暦などが一つのカードもしくはマイナンバーを提示することで分かります。
 もちろんこれらが他人に知られる危険がないとは言えませんが最大限のガードがしてあります。覗き見することは出来ません。
 税理士や社会保険労務士さんは、お客様の企業の従業員のマイナンバーを知る立場にありますので、こちらは厳重な守秘義務が課せられることになります。
 まだまだ不安はありますが、マイナンバーが実現すればかなり便利になると同時に税金の節約、効率化になることは事実です。
 エストニアという国はこのマイナンバーの先進国です。全てが国民の番号で処理されています。外国人向けのマイナンバーも用意されており、准国民になることも出来ます。投資や企業立地に役立てようという国の考え方です。ただし人口は900万人。1億人を超す人口を持つ国がマイナンバーをスタートさせる国はあまりありません。壮大な挑戦の始まりです。