翻訳機のデモンストレーション
2015年04月16日
昨日は我が国が30年間研究を進めてきた「多言語翻訳機器」の展示デモンストレーションが自民党本部で開かれました。自民党の情報通信戦略調査会が主催したもので、私が事務局長をしていますので司会進行を務めました。
2020年の東京オリンピックに向けて、国が先頭に立って予算をつけ、国立研究開発法人の情報通信研究機構というところが、民間のパナソニックなどと共に開発研究しているものです。英語だけでなく中国、韓国、フランス、ドイツなど数十カ国の言語に翻訳することが出来ます。
胸からペンダントのようにぶらさげ、スイッチを入れ「体の具合が悪いのですが、病院はどこでしょうか」と言うと、それが相手によって英語になったり、中国語になったりします。オリンピックまでには更に研究を進め、タクシーや地下鉄、交番に設置するようにすると外国人が来ても日常のやり取りは出来ます。
まだ、こちらがしゃべった後、相手の言葉が出るまで少し時間がかかりますが、後4年間の研究で更に進むと思えます。
昨日はメトロ、民間の交通関係者など多数が参加され、体験をしておられました。自民党からも谷垣幹事長らが顔を見せ実証体験をしていかれました。
日本人の最大のコンプレックス、英語がしゃべれない。私もですが・・。それを克服できる日が来る日も近いようです。しかし英語を勉強してしゃべれるようになることと、機械を通じて相手とのやり取りができるということは根本的に違うことも知っておかなくてはなりません。それでも楽しみではあります。